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東芝ホームアプライアンス、インドネシアに洗濯機工場新設

2011年10月18日 (火)

荷主東芝ホームアプライアンスは18日、海外事業強化の一環として、インドネシアに洗濯機の製造工場を新設すると発表した。

 

新工場は、東南アジア、中近東で市場の約40%を占める二槽式洗濯機から製造を開始する。新工場を加えることで、グローバル市場での洗濯機の供給能力を高め、二槽式洗濯機の生産能力として、2015年度に11年度の約2倍となる年間約100万台を確保する。

 

東芝のテレビ製造工場である東芝家電製造インドネシア社の敷地内に建設する。製品は同工場内に新設する洗濯機事業部で、約350人の人員体制で製造する。新建屋の中2階を含めた延べ床面積は1万8000平方メートルで、12年夏頃に竣工し、同年末から商品を出荷する。建屋完成、稼動までの投資は30億円に上る見通し。

 

インドネシアの洗濯機市場は10年度の需要が推定177万台で、今後も年率20%以上の伸長が見込まれており、中でも二槽式洗濯機は全体の6割強を占めている。

 

同社は、現在インドネシア市場でタイの製造拠点(東芝家電製造タイ社)からの輸入完成品を販売しているが、今後も市場の大幅な伸びが期待されることから、インドネシアに製造工場を新設し、商品供給力とコスト競争力を強化する。

 

同社は、新工場をインドネシアで現地のニーズに適合した商品を製造する拠点としてだけでなく、タイ、中国の製造拠点と並び、東南アジア、中近東、日本に洗濯機を供給するグローバル製造拠点のひとつとして位置付ける。