クラリオン、トラック向けデジタル無線カメラシステムを発売

2014年3月26日 (水)

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サービス・商品クラリオンは25日、国内車載情報機器メーカーとして初めてトラック、特殊車両、農機・重機などの幅広い商用車向け2.4GHz（ギガヘルツ）デジタルワイヤレスカメラシステム2モデルを、北米・欧州・オセアニア・日本で4月中旬から段階的に発売すると発表した。

WLANタイプ、FHタイプの2モデルを取り揃え、映像ケーブルを使用しないことで商用車市場でニーズのある配線処理の簡素化、取り付け工賃の低減化ニーズに対応。防水対応IP67（IEC規格）を採用し、1メートル程度の浸水があっても使用できるようにし、幅広い商用車車種への装着を可能とした。

WLANタイプは、映像伝送遅延が業界最少の90ミリ秒（ベストエフォート）を特長とする、送信機一体カメラ「CC-3500」と受信機ユニット「EE-2178」で構成する車載用ワイヤレスカメラシステムで、ペアリングモードを利用することでカメラを容易に交換できる。

車両装着時の伝送距離は9メートルで、主に中型までのトラックやフォークリフト、クレーン車、農機などへの装着に対応。公衆無線LANと同じ通信方式のため、将来的にはスマートフォン連携などのを計画している。

FHタイプはブルートゥースなどで採用される、秘匿性が高く外来電波に強いFHを採用する送信機一体カメラと受信機一体モニターのパッケージシステムで、車両装着時伝送距離12メートルと長距離化を実現、大型トラックまでの装着を可能とした。映像伝送遅延は180ミリ秒（ベストエフォート）と業界最小化を実現し、カメラ・モニターに通信モジュールを内蔵することで、手軽にワイヤレスカメラを実現できるシステムとなった。