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主要ドライ貨物の荷動き、日本海事センター調べ

鋼材輸出が6か月連続で減少、対韓国の落ち込み顕著

2014年4月21日 (月)

調査・データ日本海事センターは21日、主要ドライ貨物(鉄鉱石、石炭、鋼材)の荷動きを発表した。日本の鋼材輸出量(2月)は6か月連続で減少(前年同期比)、特に韓国向けは11.6%の落ち込みとなった。

2月の鉄鉱石輸入量は1010万トンで4.7%減。輸入元別ではブラジルが13.1%増の390万トンとなったものの、豪州が14.5%減の500万トンにとどまった。中国の輸入量は6120万トンで8.6%増。豪州からの輸入が26.8%増の3200万トンとなったが、ブラジルは18.5%減の1120万トンと、日本と対照的な荷動きとなった。

日本の石炭輸入は、6か月連続の増加となる1500万トンで8.4%増、相手国はインドネシアが13.6%減の1500万トンとなったものの、豪州が9.9%増の940万トンと増えたほか、ロシア、カナダ、米国からの輸入も伸びた。

一方、中国は1月に17.5%増となる3590万トンを輸入し、単月の輸入量で過去最高を記録。2月は春節と暖房用需要の減少が影響して2280万トン、2.1%減となった。インドネシアからの輸入が3.8%減の980万トンとなったほか、豪州からも2.3%減の600万トンにとどまった。

日本の鋼材輸出は321万トンで6か月連続の減少。中国向けが3.6%増となったが、韓国向けが11.6%減、ASEAN主要国向けが18.4%減と落ち込んだ。