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新興津埠頭第2CTに電動ケーブルリール式、BCP配慮

三井造船、清水港の鈴与運営CTへトランステナー3基納入

2014年5月13日 (火)

サービス・商品三井造船、清水港の鈴与運営CTへトランステナー3基納入三井造船は13日、鈴与の清水港新興津埠頭第2コンテナターミナルへ電動ケーブルリール式トランステナー3基を納入した、と発表した。同コンテナターミナルは4月に舗装工事を完了したばかりで、三井造船が納入したトランステナーは実荷役に供用された。

ケーブルリール式完全電動化トランステナーは、従来のトランステナーに用いていたディーゼル発電機セットをなくすことで、ゼロエミッションを達成するとともにCO2の削減にも寄与する。また、災害時に最優先で復旧される商用電源を利用するため、災害発生から荷役再開までの期間が短くなるメリットがある。

この方式は地上側に設置される給電設備を最小限にとどめることができるため、初期投資を低く抑えることができ、状況に応じて隣接する第1バース側もケーブルリール化することが可能な設備となっている。さらに、将来蓄電池を併用したプラグインクレーンを導入する際の投資も最小限になるという。

また、これまでの課題となっていた「走行方向に対するケーブル張力変動」は三井造船が独自の制御技術を組み込むことで、従来のエンジン式と同等の速度を実現。加えて、「港湾BCP」に基づく港湾の災害対応力の強化に効果的な設備となっている。