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うなぎ輸入、長期減少傾向も1-5月はやや増加

2014年6月27日 (金)

調査・データうなぎ輸入、長期減少傾向も1-5月はやや増加東京税関は27日、うなぎ調製品とうなぎの輸入状況をまとめた。蒲焼などの調製品を含むうなぎの輸入は年々減少傾向にあるが、東京港のシェアは高く、調製品が全国の6割を輸入通関(2013年)しているほか、活鰻は成田空港が17%の輸入通関シェアを占める。

近年、国内供給量のおよそ半分が中国や台湾などからの輸入品となっているが、国内産とともにその供給量は年々減少傾向を辿り、13年の輸入はうなぎ調製品が全国で8081トン(238.3億円)、活鰻が4789トン(178.9億円)となっている。東京港は4550トン、135.8億円だった。

10年前の03年からの推移をみると、輸入数量・金額ともに減少傾向となっているものの、数量に比べて金額の減少幅が小さく、単価が上昇傾向で推移してきたことが分かる。

14年1-5月には全国で4870トン・136.4億円、東京港は3031トン・87.2億円が輸入されており、ともに前年よりやや増加。うなぎ調製品として輸入されるもののほとんどは、蒲焼であり、冷凍状態で輸入されているという。

うなぎの輸入は4-6月を中心とした時期に輸入が多く、鰻蒲焼の需要が土用の丑の日をはじめ、夏場が中心であることから、夏を前に供給体制を整えるためにこの時期の輸入が活発になる。