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川辺、ECサイトを10月に刷新、出荷作業を自動化

2014年7月3日 (木)

EC川辺、ECサイトを10月に刷新、出荷作業を自動化アイティフォー(東京都千代田区)はこのほど、有名ブランドのハンカチ、スカーフ、フレグランスなどの製造や販売を手掛ける川辺(東京都新宿区)からECサイト「インタモード・カワベ・オンラインショップ」のリニューアルを受注した。10月に稼働を開始する。

川辺が採用したのはアイティフォーのECサイト構築パッケージ「ITフォレック」のクラウド版」で、基幹システムとデータ連携することで出荷オペレーションを自動化する。

きめ細かいギフト対応を実現するほか、楽天市場店との一元管理ツールで業務の効率化を図る。川辺はアイティフォーの小売業向け基幹システム「RITS」(リッツ)の実績や将来的にオムニチャネル対応を視野に入れた拡張性を評価した。

現行のECサイトは同社の基幹システムと連携していないため、ECサイトで受注した商品を出荷するためには受注情報を基幹システムへパンチ入力する必要があった。リニューアルに伴い、両システムのデータ連携を実施、受注から出荷処理までのオペレーションを自動化する。

また、クリスマスやホワイトデーなど季節祭事のギフト需要に対し、リアル店舗と同等のきめ細かいギフト対応を行う。具体的には、「N対N対N対応」として複数の送り主から複数の届け先に複数アイテムのギフト配送を1回の注文で発注できる機能や、「のし制御機能」として、1回の注文で複数種類の「のし」を混在できるようにした。例えば10件のうち7件を「入学祝い」、2件を「就職祝い」、もう1件を「お祝い」というような依頼を1回で注文できる。

さらに、自社ECサイトと楽天市場のEC店舗の運営を効率化するため、両サイトの商品管理、在庫管理、受注管理を一元管理できる仕組みを導入。「商品管理」で商品データの追加や変更を1回の操作で全サイトへ反映し、「在庫管理」では1つのサイトで在庫の変動があった場合、残りのサイトの在庫を自動変更するなどで管理作業を効率化する。

アイティフォーでは「オムニチャネル対応のECサイトの構築を今後1年間で20社から受注する」としている。