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出光、北米LPG 基地からブタン輸出を開始

2014年8月5日 (火)

荷主出光興産は5日、アルタガスとの共同出資会社を通じて出資しているペトロガスエナジーが、米国西海岸にあるファンデールLPG基地(ワシントン州)から日本向けにブタンの輸出を開始する、と発表した。

ペトロガスはLPG・原油のマーケティング・貯蔵・輸送などを手掛けているが、このほどファンデールにあるLPG基地を取得したことで、LPG生産(分留)設備、LPG物流設備と、出光の販売ネットワークがつながり、米国西海岸から日本・アジアへLPGを輸出する体制が整った。ブタンの輸出は計画より2年前倒しで実現した。

出光では、「カナダ・米国のバッケンを始めとしたシェールガス由来を含むLPGを調達することは、供給ソースの多様化だけでなく、豊富なガス生産量に裏打ちされた供給安定性・日本までの輸送距離の近さに伴う経済性の面でも従来と比べて優位性があり、日本のエネルギーセキュリティーに貢献する」と期待している。