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三菱ガス化学、カナダ・シェールガスPJ参画へ新会社

2014年12月22日 (月)

荷主三菱ガス化学は19日、カナダに子会社を設立し、マレーシア国営石油会社のペトロナス社によるカナダ・ブリティッシュコロンビア州のシェールガス開発・生産プロジェクト、同州西海岸で検討中のLNG(液化天然ガス)プロジェクトに参画すると発表した。

三菱ガス化学は、一連のプロジェクトへ参画することでシェールガス開発・生産・販売による収益を獲得するとともに、競争力を持つLNGを原燃料として国内工場に供給する。

プロジェクトに参画するため、新設した子会社MGCモントレーホールディングスが石油資源開発(JAPEX)の子会社でプロジェクトに10%の権益を保有するJAPEXモントレー社へ出資する。

三菱ガス化学は、MGCモントレーホールディングスがJAPEXモントレー社へ10%出資することを通じ、JAPEXモントレー社が持つ権益の10%を取得するとともに、同州西海岸でシェールガスをLNG化して輸出する事業のLNGを引取権を伴わせて取得する。このLNGプロジェクトの生産量は年間1200万トンで同社の引取権は1%の12万トンとなる。

今後増産されるシェールガスは、新設パイプラインで同州西海岸プリンス・ルパートまで輸送され、建設予定のLNGプラントでLNG化して輸出する計画。