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3国の海上コンテナの情報をリアルタイムに把握

日中韓のコンテナ物流情報を共有、「NEAL-NET」が稼働

2014年8月25日 (月)

サービス・商品国土交通省は25日、日中韓3国間でリアルタイムにコンテナ物流情報を共有することが可能となる「北東アジア物流サービスネットワーク」(NEAL-NET、ニールネット)の運用を開始した。

2010年5月の日中韓物流大臣会合で合意されたNEAL-NETの枠組みで、3国の共同プロジェクトとして準備を進め、国交省港湾局が開発・運用しているコンテナ物流情報サービスシステム「Colins」(コリンズ)と中国の「LOG-INK」、韓国の「SP-IDC」を接続し、3国間でコンテナ物流情報提供サービスを開始したもの。

これにより、荷主やフォワーダーなどはインターネットを通じて海上コンテナ関連の日本と中国、韓国の情報をタイムリーに把握できるようになる。国交省では「貨物の所在位置確認などに関連する業務の削減や過剰在庫の削減」などにつながることを期待している。

サービス開始に伴い、日中韓の主要港で、(1)コンテナ船の到着・出発時刻(2)コンテナの船積み・船卸し時刻(3)コンテナのゲートイン・ゲートアウト時刻――に関する情報をリアルタイムで取得できるようになった。ColinsのホームページでNEAL-NET会員への登録を完了することで利用を開始できる。

■NEAL-NETの概要
NEAL-NETの概要