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財務省法人景気予測調査

運輸業の15年1-3月景況判断、下降が8%ポイント超過

2014年9月11日 (木)

調査・データ財務省が11日に発表した7-9月の法人景気予測調査結果によると、運輸・郵便事業者が自社の景況判断を「上昇」と回答した事業者の構成比から「下降」を引いたBSI(%ポイント)は、現状判断(7-9月)が大企業で上昇が8%ポイント下降を上回った。中堅企業も9.2%ポイントのプラスとなったが、中小企業は下降が7.8%ポイント上昇を上回った。

ただ、10-12月の見通しは大企業も0.3%ポイントのプラスで上昇と下降が拮抗する形となり、2015年1-3月の見通しは8%ポイントの下降超過と、自社の景況見通しが悪化するとみている事業者が多いことが分かった。

中堅企業の10-12月見通しは5.8%ポイントの上昇超過、15年1-3月見通しは12.9%ポイントの下降超過で、15年に入ると大企業以上に悲観的な見方が多い。中小企業の10-12月見通しは3.2%ポイントの上昇超過、15年1-3月見通しは1.3%ポイントの下降超過となった。運輸・郵便業のうち大企業の調査結果の詳細は次の通り。

BSI7-9月(%ポイント)10-12月(%ポイント)2015年1-3月(%ポイント)
自社の景況判断8.00.3▲8.0
国内の景況判断19.84.94.2
売上高判断18.52.1▲1.4
経常利益判断0.32.4▲11.8
国内需要判断16.41.7▲4.2
海外需要判断21.211.85.5
販売価格判断3.8▲0.7▲1.7
仕入れ価格判断27.919.017.4
資金繰り判断2.4▲0.7▲2.4
金融機関の融資態度判断2.10.31.7
設備判断0.71.4▲0.7
従業員数判断11.67.36.3
臨時パート判断3.10.3▲2.8