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財務省法人企業景気予測調査

運輸業の来年1-3月景況判断、下降予測が上昇上回る

2014年12月10日 (水)

調査・データ財務省が10日に発表した10-12月の法人企業景気予測調査結果によると、運輸・郵便事業者が自社の景況判断を「上昇」と回答した事業者の構成比から「下降」を引いた現状判断(10-12月)のBSI(%ポイント)は、大企業で下降が上昇を1.1%ポイント上回った。中堅企業は4.5%ポイントのプラスとなったが、中小企業では下降が6.6%ポイント上回った。

2015年1-3月の見通しは、大企業で9.9%ポイント下降が上昇を上回るが、15年4-7月見通しは4.2%ポイントの上昇超過と、自社の景況見通しがいったん悪化するものの、改善するとみている事業者が多いことが分かった。

中堅企業の15年1-3月見通しは21.6%ポイントの下降超過、15年4-7月見通しも1.7%ポイントの下降超過で、15年に入ると大企業以上に悲観的な見方が多い。中小企業の15年1-3月見通しは8.7%ポイントの下降超過、15年4-7月見通しも7.1%ポイントの下降超過となった。運輸・郵便業のう ち大企業の調査結果の詳細は次の通り。

BSI10-12月(%ポイント)15年1-3月(%ポイント)15年4-7月(%ポイント)
自社の景況判断▲ 1.1▲ 9.94.2
国内の景況判断0.404.6
売上高判断5.77.46.7
経常利益判断▲ 3.5▲ 10.68.2
国内需要判断3.9▲ 2.53.5
海外需要判断14.93.211.3
販売価格判断3.5▲ 1.41.8
仕入れ価格判断14.813.611.3
資金繰り判断▲ 1.1▲ 3.52.8
金融機関の融資態度判断3.22.11.8
設備判断1.10.40
従業員数判断10.27.85.0
臨時パート判断2.82.12.1