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財務省調べ

運輸・郵便の景況BSI、7-9月期まで上昇判断が拡大

2015年3月12日 (木)

調査・データ財務省と内閣府が12日に公表した1-3月の法人景気予測調査結果によると、運輸・郵便業の「自社の景況判断」BSI(%ポイント、全四半期と比較して上昇から下降を差し引いたもの)は、大企業が1-3月マイナス6.7P、4-6月プラス6%P、7-9月プラス12.7Pとなり、1-3月の落ち込みから4月以降は上昇を見通す事業者が多いことがわかった。

運輸・郵便業の中堅企業は1-3月マイナス17.2P、4-6月プラス6.3P、7-9月マイナス0.9P、中小企業は1-3月マイナス14.9P、4-6月プラス1.3P、7-9月マイナス3P――と、4-6月までは大企業と同様に回復するが、7月以降は小幅ながら再び落ち込むとの見通し。

自社ではなく業界全体の景況判断BSIは、運輸・郵便の大企業で1-3月のプラス6Pから順調に上昇し、7-9月には11.3Pまで改善する見通し。中堅、中小企業でも1-3月はそれぞれマイナス12P、マイナス3.9Pと下降が上回ったものの、4月以降は上昇に転じる。

■運輸・郵便業(大企業)の景況判断などのBSI

BSI1-3月(%ポイント)4-6月(%ポイント)7-9月(%ポイント)
自社の景況判断▲6.7612.7
国内の景況判断68.511.3
売上高判断▲1.87.116.5
経常利益判断▲10.65.713
国内需要判断▲1.48.216.3
海外需要判断3.516.910.9
販売価格判断▲2.5-0.71.1
仕入れ価格判断▲1.11110.6
資金繰り判断0.72.10.4
金融機関の融資態度判断3.92.1▲0.7
設備判断1.42.53.2
従業員数判断14.16.46.4
臨時パート判断6.70.70.7