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大企業の10-12月期景況判断指数、3期連続プラス

2024年12月11日 (水)

調査・データ内閣府と財務省は11日、今年10-12月期の法人企業景気予測調査の結果を公表した。企業の景況感を示す景況判断指数(BSI)は大企業全産業でプラス5.7となり、3期連続のプラスとなった。企業全体で増収増益の見込みで、特に化学工業や情報通信機器製造業などがプラスに寄与した。

BSIは自社の景況が前の四半期より「上昇」と答えた企業の割合から「下降」の割合を引いた数値。前回7-9月期の大企業全産業はプラス5.1で、0.6ポイント高くなった。
大企業の内訳をみると、製造業は6.3と2期連続でプラスだった。特に化学工業がプラス10.7と好調だった。

非製造業は5.4で、9期連続のプラスだった。特に情報通信業がプラス13.1と高く、サービス業もプラス6.6だった。

今後の先行きについても、大企業は全産業で25年1-3月が3.9、4-6月が2.6とプラスとなり、明るい見通しを持つ企業が多かった。

また、2024年度の企業収益は、大企業と中小企業を合わせた全産業で2.7%増収の見込みで、経常利益も2.0%の増益の見込みとなっている。しかし、製造業は4.2%減益の見込みで、4.5%増益を見込む非製造業と対照的になっている。

設備投資額は前年度比で10.3%増加する見込みで、製造業は11.5%増、非製造業では9.7%増といずれも積極的な設備投資が続くとみられる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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