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千葉の国道事故受け安全運行確認会議を招集

SBSロジコム社長、「事故原因の特定待たず規則見直し」指示

2014年9月17日 (水)

環境・CSRSBSホールディングス傘下のSBSロジコムは17日、千葉県市川市の国道で同社のトラック、乗用車、オートバイ3台の多重衝突事故が8日に発生したことを受け、鎌田正彦社長が16日部長職以上の50人を東京都墨田区の本社に招集、再発防止に向けた安全運運行確認会議を開催したと発表した。

会議では、事故で死亡した2人の冥福を祈り、全員で1分間の黙祷を捧げた後、安全統括管理者の鶴岡征人執行役員営業本部長が事故発生から16日までの対応状況を改めて総括した。

その後、鎌田社長は「事故原因は警察にて調査中だが、私たちは重大事故が起きたという現実を率直に受け止め、尊い命や大切なお客様の荷物を守るために、このような事故を二度と起こさないよう再発防止策に取り組まなければならない。再発防止策に奇策はなく、原点の運輸安全マネジメントに戻り、安全に対する基本を見直してほしい」と訓示。事故原因の特定を待つことなく、安全運行のルール、規則を再点検していく考えを表明した。

■鎌田正彦・SBSロジコム社長の訓示全文
9月8日早朝、当社、いや、SBSグループにとって過去最悪の重大事故が発生しました。2名の方の尊い命が失われ1名の方が負傷、さらに車両火災により国道が約15時間通行止めとなるなど、社会に大きな衝撃と影響を与える事態となりました。

謹んでお悔やみとお見舞いを申し上げるとともに、国道利用者の皆様ほか多くの方々に多大なるご迷惑をお掛けしたことに対し心よりお詫びいたします。公道を利用して事業を行う当社としてこのような事態となったことは残念でなりません。

事故原因は警察にて調査中ですが、私たちは、重大事故が起きたという現実を率直に受け止め、尊い命や大切なお客様の荷物を守るために、このような事故を二度と起こさないよう再発防止策に取り組まなければなりません。

ただし、再発防止策に奇策はありません。もう一度、原点である運輸安全マネジメントに戻り、「人の管理」や「組織風土や体制」あるいは「コミュニケーション」といった安全に対する基本の見直しと徹底、強化をお願いします。

安全対策とは安全に関わることだけをやればよいのではありません。将来に希望を持てる会社を目指すこと、そして、ひとり一人が仕事への誇りを持つことが、安全行動を支えるベースであることを忘れてはなりません。

全員で危機感を持ちあらゆる手段を用いて事故防止に取り組んで行きましょう