環境・CSR商船三井は15日、全運航船を対象に安全キャンペーンを開始すると発表した。
同社が目指す「世界最高水準の安全運航」の実現に向け、取り組みの一環として、武藤光一社長らが国内外で集中的に訪船し、現場の安全を担う本船乗組員と事故防止の情報・意見交換を実施する。
半年ごとに時々のテーマで定期的に実施しているキャンペーンから得られた情報・提案などは、社内、運航船間で共有し、安全運航体制の強化につなげる。
今回のキャンペーンは11月30日までの日程で、船上火災の発生事例を紹介し、船上火災に対する安全意識を高めるとともに、「火災防止のための安全行動」に焦点を当て、「火災発生を防止するために日ごろからどのような行動を取ることが必要か」をテーマに、ディスカッションを実施する。
また、人間の行動の背後要因に働きかけ、「安全行動」を増やし、「不安全行動」を減らすことを通じて安全を確立する「BehaviorBasedSafety」(BBS)の手法を紹介する。