財務・人事東海運が30日に発表した4-9月期決算は、人件費などのコストが増加した影響を受け、営業利益が32.6%減少した。
主力の物流事業では、国際貨物輸送でモンゴル向けの中古車輸送やロシア向けの機材輸送量が減少したが、中央アジア向けのパイプなどの輸送量が増加したことや、船舶の大型化で配船効率が向上したことにより、海上コンテナの取扱量が増加し、増収となった。
また、国内貨物輸送でもセメント関連製品の輸送量が増加したほか、九州、北関東地区で倉庫の稼働率が向上し、輸出関連取引などが増えたことで増収を確保。これらの結果、物流事業全体の売上高は141億7000400万円(3.3%増)となった。部門利益は、傭車料などのコストが増加したため、3.3%の減益となった。
[東海運]2015年3月期第2四半期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期第2四半期 | 2014年3月期第2四半期 | 増減 | |
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売上高 | 20,316 | 20,243 | 0.4% |
営業利益 | 316 | 469 | -32.6% |
経常利益 | 354 | 466 | -24.1% |
当期純利益 | 306 | 271 | 12.9% |