財務・人事東海運が7月31日に発表した4-6月期決算は、不動産事業で減益となったものの、物流、海運事業が堅調に推移し、全体の営業利益は16.2%増、純利益は前年同期の7600万円から2億1000万円へと改善した。
主力の物流事業のうち、国際貨物はモンゴル向け中古車などの輸送量が減少したが、中央アジア向けパイプの輸送量、中国・東南アジア向け海上コンテナの取扱量が増加。アフリカ向けスポット輸送による増収効果もあった。
国内貨物はガラス輸送の減少や2013年度の営業所閉鎖によるセメント関連輸送の減少がみられたものの、セメント二次製品の取扱量が増加したほか、九州地区で輸出業務の増加、倉庫の稼働率向上などによる増収効果があり、物流事業全体の売上高は71億9800万円、7.8%の増収。部門利益は4億1800万円で15.7%の増益となった。
[東海運]2015年3月期第1四半期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期第1四半期 | 2014年3月期第1四半期 | 増減 | |
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売上高 | 10,249 | 9,881 | 3.7% |
営業利益 | 186 | 160 | 16.2% |
経常利益 | 207 | 154 | 33.8% |
当期純利益 | 210 | 76 | 174.7% |