財務・人事山九が10月31日に発表した4-9月期決算は、機工事業の大幅な伸びと物流事業の堅調さに支えられ、営業利益が55.8%増加した。
物流事業は、3PL事業で国内輸送部門の一部コスト転嫁の遅れ、新規一般倉庫作業の立ち上げコスト発生などがあり、構内も石油化学分野で作業量が減少したものの、主要校のコンテナ取扱量が伸びたことで港頭倉庫作業が増加し、内航定期船作業の収益も改善、さらに鉄鋼関連の構内作業が堅調だったため、営業利益が14.7%増加した。
機構事業はSDMメジャーによる増収が大きく寄与したほか、利益面でも工事全体の工程効率化、要員、資材、機材の流動化が増収との相乗効果を生み、80.8%の増益となった。
[山九]2015年3月期第2四半期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期第1四半期 | 2014年3月期第2四半期 | 増減 | |
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売上高 | 235,854 | 209,549 | 12.6% |
営業利益 | 9,869 | 6,333 | 55.8% |
経常利益 | 9,859 | 6,229 | 58.3% |
当期純利益 | 5,724 | 3,449 | 66.0% |