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地震時に生産ラインへの影響回避、最低限の出荷機能確保

サッポロビール、千葉工場で自動ラック倉庫制振装置導入

2014年11月10日 (月)

環境・CSRサッポロビール、千葉工場で自動ラック倉庫制振装置導入サッポロビールは7日、地震発生時のビール製品の荷崩れ落下抑制対策として、大成建設が開発した「自動ラック倉庫制震装置」を千葉工場(千葉県船橋市)へ導入したと発表した。

今回導入した制震装置は、ビールパレットサイズに対応したマスダンパー方式の「自動ラック倉庫制震装置」で、パレット積載重量の大きい飲料製品に適用し、震度6弱程度までの地震に対して優れた制震効果を発揮する。

サッポロビール、千葉工場で自動ラック倉庫制振装置導入2011年の東日本大震災の際、千葉工場の自動ラック倉庫の出荷機能に影響が及んだ経験から、制震装置の導入に向けて検討。首都圏直下型地震や東南海地震を想定したシミュレーションを実施し、その後、実際の商品を用いた検証も行った。

耐震技術の中で最も現実的な対策として「制震を組み込むことが効果的」との判断から、今回は緊急度の高い自動ラック倉庫部分へ導入した。これにより、地震発生時でも自動ラック倉庫に直結した生産ラインへの影響を回避し、必要最低限の出荷機能を確保することが可能になる。