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三井造船、シリーズ5隻目の6.6万トン型ばら積み船を引き渡し

2014年11月13日 (木)

荷主三井造船、シリーズ5隻目の6.6万トン型ばら積み船を引き渡し三井造船は13日、玉野事業所で建造していたパナマ・ビーナスオーシャンナビゲーション社向け6万6000重量トン型のばら積み貨物船「バルクアクイラ」が完成し、同日引き渡したと発表した。

バルクアクイラは、三井造船の環境対応・低燃費船「neoシリーズ」の幅広浅喫水船型・6万6000重量トン型バルクキャリアー「neo66BC」の5隻目。

4基のクレーンを装備した5ホールド(貨物艙)の汎用バルクキャリアーであり、従来船の使い勝手を踏襲しながら大型化を図った。載荷重量6万6000トン以上を確保でき、キャパシティーも8万2800m3以上と大容量を確保。石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆など多様なばら積み貨物に対応できるほか、長尺物やホットコイルなどの半製品輸送にも対応可能。

大型化しても燃量消費量は従来型スープラマックスバルカーと同等以下に抑えた。オーバーパナマックス幅だが、抵抗特性のほかに、現状トレードパターン、港湾事情、顧客ヒアリングの結果などを総合的に調査・考慮し、幅広浅喫水とすることで、優れた配船自由度と輸送効率を実現した。

主要目
全長:199.99メートル
幅(型):36メートル
深さ(型):18.45メートル
総トン数:3万8227トン
載貨重量トン数:6万6613メトリックトン
主機関:三井-MAN B&Wディーゼル機関7S50ME-B9.3(1基)
連続最大出力:8470キロワット
航海速力:14.5ノット(常用出力)
最大搭載人員:25人
船級:NK
船籍:パナマ
引渡日:2014年11月13日