国際米運送会社ヒルシュバッハ・モーター・ラインズは、AI(人工知能)を活用した文書処理基盤の導入により、輸送完了から請求までに要する日数を平均9日から3日に短縮した。文書処理を手がけるハイパーサイエンス(米国)が14日、導入効果を公表した。
ヒルシュバッハは2024年初め、ハイパーサイエンスの文書処理基盤「Hypercell」を導入した。船荷証券、配達証明、運賃確認書、荷役費の領収書、付帯料金関連書類など、形式が異なる大量の輸送書類をAIで分類し、必要な情報を抽出する。従来は手書き項目や複数ページの書類を人手で分類、確認していたが、現在は処理結果の確信度が低い案件のみを担当者が確認する方式に切り替えた。
導入後、書類処理にかかる時間は最長4時間から10-15分に短縮した。文書分類の精度は98-99%に達し、署名検出の改善によって週47時間分の目視確認も削減したという。25年には週288時間を超える業務効率化効果があり、定型的な作業件数が前月比で70%減少した事例もあった。
書類処理の迅速化により、請求処理の早期化と資金回収期間の短縮につなげた。担当者は反復的なデータ入力から離れ、例外案件への対応や業務改善に注力している。
今後は、貨物事故や過不足、破損に関するOS&D書類、顧客向けコンプライアンス資料、ドライバーの採用手続き、車両整備書類などにも自動化対象を広げる計画だ。
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