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15年3月期第2四半期決算

日本郵便、営業赤字365億円、郵便・物流の赤字拡大

2014年11月14日 (金)

財務・人事日本郵政が14日に発表した日本郵便の中間決算は、ゆうパックやEMSの取り扱い数増加で売上高にあたる経常収益が0.7%増(前年同期比)の1兆3251億円となったものの、人件費や次世代情報端末に投じた費用の増加により、営業損益は赤字幅が315億円拡大、365億円の損失となった。

営業赤字のうち、郵便・物流事業は505億円の赤字となり、前年同期に比べて赤字幅が123億円拡大。窓口事業は黒字を維持したものの、前年同期の332億円から140億円へと大幅に利益が減少した。中間純損失は37億円から386億円へと赤字額が10倍を超える悪化となった。

総取扱量は1.1%減の95億3500万通(冊・個)となったが、郵便が2.8%減となった以外は、ゆうパックが14.4%増の2億3000万個、ゆうメールが5.7%増の15億9100万冊となり、中小口営業の取り組みが成果を出した。

[日本郵便]2015年3月期第2四半期連結決算(単位:百万円)

 2015年3月期第2四半期2014年3月期第2四半期増減
売上高1,316,0001,305,7000.8%
営業利益-36,5005,000-
経常利益-33,600200-
当期純利益-38,600-3,700-

取扱量の推移