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受注額500億円、日本企業への発注増える見込み

双日、デリー・ムンバイ間貨物専用鉄道の電化工事受注

2014年11月19日 (水)

拠点・施設双日は19日、インドのラーセン&トゥーブロ社(L&T社)と共同で、インド貨物専用鉄道公社からデリー-ムンバイ間貨物専用鉄道(DFC西線)の電化工事を500億円で受注した、と発表した。対象区間は915キロで、単一の鉄道電化工事として過去最大規模となる。

首都デリーと商業都市ムンバイの間に総延長1500キロの貨物専用鉄道を建設するDFC西線事業のうち、インド北部ハリアナ州レワリ-西部グジャラート州ヴァドーダラー間の915キロを電化するもので、今年度中に着工し、変電所16か所の建設、架線の敷設などを行う。

双日、デリー・ムンバイ間貨物専用鉄道の電化工事受注

▲出所:双日

双日はL&T社と共同で主契約者となり、コンソーシアム・リーダーとしてプロジェクト全体を管理するほか、日本品の調達に関与する。DFC西線は日本の技術を活用する条件(STEP)付き円借款を用いて整備が進められており、受注金額の4割を日本品が占める。同社は、変電機器や架線など日本企業への多くの発注を見込んでいる。

日印が共同で推進する総合産業インフラ開発プロジェクト「デリー・ムンバイ産業大動脈構想」(DMIC)への期待は大きく、DFC西線はその中核を担う。双日とL&T社は、13年にDFC西線のハリアナ州レワリとグジャラート州イクバルガー間626キロの軌道敷設工事を共同で受注しており、これに続いく受注となった。