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液化水素貯槽を使用した圧縮水素スタンドが設置可能に

経産省、圧縮水素スタンド普及に向け省令改正

2014年11月20日 (木)

行政・団体経済産業省は20日、燃料電池自動車と圧縮水素スタンドの本格的な普及に向け、高圧ガス保安法の省令(一般高圧ガス保安規則)を改正したと発表した。

液化水素貯槽の設置、付属冷凍設備、複合材料を使用した蓄圧器の設置に対応するもので、輸送・保管効率を高めるために液化水素貯槽を設置できるようにした。

これまで圧縮水素スタンドでは、原料ガスとして圧縮水素を用いてきたが、輸送・貯蔵の効率を上げるため、液化水素を使用したいという要望が寄せられていた。これを受け、液化水素の特徴を考慮した上で技術基準を設け、液化水素貯槽の設置を可能とした。

燃料電池自動車では水素の急速・高圧充てんが必要で、付属冷凍設備を設置することで断熱圧縮による水素の温度上昇を抑制し、冷却する。