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新日鉄住金、大分圧延工場が累計生産2億トン達成

2014年12月5日 (金)

荷主新日鉄住金、大分圧延工場が累計生産2億トン達成新日鉄住金は5日、大分製鉄所熱延工場が4日に累計生産量(スラブ処理量)2億トンを達成したと発表した。1971年11月の営業運転開始以来、43年の歳月をかけて達成。熱延単独ラインの2億トン達成は国内で初めて。

熱延工場は、大分製鉄所の銑鋼一貫体制の先駆けとして最初に商業生産を始めた工場で、世界最大級の製品幅2200ミリ、重量45トンの製品を製造できる大型設備と、高速(時速90キロ)で連続したハイピッチ圧延により、世界最大級の生産能力を備えている。

自動車・建材・家電・エネルギー分野などで使用される熱延鋼板、冷間圧延メーカーやほかの製鉄所で生産される冷延鋼板・表面処理鋼板の原板、光地区の鋼管工場向けの素材を製造。これらの製品は国内にとどまらず、世界中に出荷されている。

これまで、大型生産設備の特徴を活かした高効率生産技術の向上に取り組み、13年3月には月間生産量62万8000トン、13年度は年間生産量670万トンの工場として新記録を達成した。なお、1億トンは95年12月に達成している。