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日揮、カナダで大型LNG計画の基本設計受注

2013年5月22日 (水)

荷主日揮は22日、マレーシア国営石油公社を主体とする合弁会社が、カナダのブリティッシュ・コロンビア州の大型LNGプラント新設プロジェクトの基本設計と詳細設計役務(先行実施分)を、米国KBR社と共同で受注することが内定したと発表した。

マレーシア国営石油公社(ペトロナス社)が90%、石油資源開発(JAPEX)が10%を出資する「パシフィック・ノースウエストLNG社」が、カナダのプリンス・ルパートレルー島(ブリティッシュ・コロンビア州)で年産1200万トン(600万トン×2系列)のLNGプラント、出荷設備などのFEED役務、先行実施分の詳細設計役務を2014年末までの納期で受注する。

プロジェクトは、ブリティッシュ・コロンビア州ノース・モントニー地域で生産されたシェールガスを液化し、輸出するプロジェクトで、同設備は、年産1200万トン(600万トン×2系列)のLNGプラントのほか、ユーティリティ、出荷設備、貯留設備、船舶係留所、居住施設などで構成される。

このプロジェクトで日揮は、米国KBR社をリーダーとするジョイントベンチャーを形成して設計する。

パシフィック・ノースウエストLNG社は、KBR社と日揮のJVを含む複数グループにFEED役務などを発注しており、2014年末にはこの中から1グループを選定し、設計、調達、建設(EPC)役務を発注する見込み。18年末からLNGの生産が開始される計画。