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川崎近海汽船、モーダルシフト需要取り込みへ意気込み

2015年1月6日 (火)

ロジスティクス川崎近海汽船の石井繁礼社長は、年頭あいさつの中で「ドライバー不足によって陸上の物流秩序が変化し始め、モーダルシフトが進んできた」との見方を示し、こうした需要を取り込むために新造船の投入と既存船の延命が方策になるとの考えを示した。

石井社長の年頭あいさつ(要旨)

内航定期船は大きな転換期を迎えつつある。事業環境の変化は予想以上に早く、また大きく、専用船ベースの航路展開を現在の規模で維持していくのはいずれ困難になる。そういう環境の中で昨年は労務管理の徹底によって、一気にドライバー不足が顕在化し、陸上の物流秩序が変化し始め、それにつれてモーダルシフトが進んできた。西日本方面のモーダルシフトの潜在需要を取り込むために、新造船の投入と既存船の延命が具体的な方策になる。

外航営業部のテリトリーである国際海運市況は、リーマンショック後一時的に上昇がみられたが、その後は深刻な低迷が続いている。これまで3年かけて高コスト船を処理し、省エネタイプの新型船を導入し、合理化を図ってきた。今後も合理化を進めていくが、海外拠点の見直し、海外オペレータとの協業を視野に入れた事業展開も考えていく。