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内航総連調べ

2月の内航輸送、自動車販売不振で輸送量9%減少

2015年4月10日 (金)

調査・データ日本内航海運組合総連合会(内航総連)が9日までにまとめた内航主要オペレーター(60社)の輸送動向調査によると、2月の貨物船輸送量は1800万7000トン(前年同月比2%減)と前年実績を下回った。油送船(タンカー)の輸送量は1万1041トンで2%増。

鉄鋼は前年比で需要が減少したものの、輸送量は堅調に推移。紙・パルプも輸送が順調で4%増加した。自動車輸送は増税後の販売不振から9%減、セメントは在庫が過剰になった一方で輸送は前年並みで推移した。

タンカーは高温液体が12%増、白油7%増、高圧液化6%増、ケミカルが5%増、耐廃食が前年並みで、黒油は9%減少した。

黒油は転送需要や冬季需要もあるが、電力向けでのほかの燃料へのシフトが大きくなり減少。白油(ガソリン・灯油・軽油)は北日本を中心とした荒天の影響で減少がみられたが、転送需要も加わりプラスとなった。