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コニカミノルタ、神戸市の新工場が本格稼働

2010年7月4日 (日)

拠点・施設コニカミノルタは2日、子会社のコニカミノルタオプトによる神戸第2サイト第7工場が竣工したと発表した。第7工場は、大型液晶テレビ市場向け液晶偏光板用保護フィルム「TACフィルム」と視野角拡大フィルム「VA-TACフィルム(トリアセチルセルロースフィルム)」の生産能力を増強するために建設を進めていた。

 

コニカミノルタでは、神戸市西神工業団地内の神戸サイトと西神サイトに計6ラインのTAC工場があり、第7工場の建設では同工場団地内に3つ目の用地を取得、08年7月に着工したものの、リーマン・ショック後の市場の急減速で一時工事を中断していた。市況回復の兆しが見えてきたことから、昨年7月に工事を再開したが、需要が「非常に高まっている」ため、今秋までに稼働予定を前倒し、2日に竣工式を行った。

 

第7工場の投資規模は総額約180億円、生産能力は約5000万平方メートルで、現在稼働中の6ラインと合わせた生産能力は2億7千万平方メートルとなる。新ラインには、大型液晶テレビの更なる効率生産に向けた、2メートル超の広幅フィルムの生産が可能な設備を導入した。

 

■神戸第2サイト第7工場の概要
建設地:兵庫県神戸市西区高塚台7-3-1
投資規模:約180億円
生産品目:液晶偏光板用保護フィルム「TACフィルム」、視野角拡大フィルム、「VA-TACフィルム」
生産能力:約5000万平方メートル/年
建築面積:約5000平方メートル
着工:2008年7月
竣工:2010年7月