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ミツカン、シーネットの音声物流システムを導入

2015年2月25日 (水)

サービス・商品シーネット(千葉県船橋市)は25日、ミツカングループの常温品製造子会社「MizkanSanmi」(ミツカンサンミ)の栃木工場(栃木ミツカン)へ音声認識システム「ci.Himalayas/voice」を導入したと発表した。

栃木ミツカンでは、入荷時にラベルを貼付し、製造時に入荷ラベルと指示書で現物照合を行っているが、入荷の時点で商品やラベル貼付のミスが発生してしまうと製造時の照合の仕組みが機能しなくなる恐れがあるため、入荷は精度を重視した作業方法で行い、1商品につき複数項目のチェックと2人1組での作業を基本として時間と人員を多く充てていた。

そこで、精度を保ちながら作業を省力化する目的でシステム導入を検討し、入荷される原材料にバーコードが貼付されていないことから音声認識システムが有効と判断、特に日本語商品名の入力が可能なシーネットの技術が適していた。

また、荷姿や形状が類似した商品が多く、商品を断定するためには商品名だけでなく、印字されている色やマークの種類など複数の特徴をチェックする必要があり、以前は紙のリストを使用していた。音声認識システムにすることで、音声で出される質問に答えていくという形で作業を進めることができ、作業ミスをその場で防ぐことができるようになるとして、効率化や人員削減、作業ミス防止につながることを期待し、シーネットの音声認識システムを選定した。

音声認識システムでは、作業者は入荷された商品の商品名を読み上げ、音声認識システムが商品名を認識し、事前に登録されている商品名に紐づいたチェック項目を指示。作業者は指示に沿ってチェックを行い、実績を音声で登録する。数字だけでなく、日本語やアルファベットなども認識できるため、正確な情報を入力することができる。

すべての項目で間違いがない場合、ラベル貼付の作業に移り、ラベル貼付の際にも音声により、商品とラベルの名称チェックなどを行う。予定データの取込み、実績データの登録、マスタ情報はAJECの生産管理システムと連携しており、リアルタイムにデータの連携がされている。

現在、栃木ミツカンの2か所の製造ラインで入荷検品作業に導入されており、今後はほかのラインや他工場への展開も検討している。

■音声認識システムの詳細情報
http://www.cross-docking.com/service/voice-system/

■問い合わせ
シーネット
担当営業企画グループ
TEL:047-422-1291
Email:info@cross-docking.com