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鈴与、上川法相らへの献金問題で違法性否定

2015年3月6日 (金)

ロジスティクス望月義夫環境相や上川陽子法相ら閣僚・代議士4人の政治団体などが国からの補助金交付が決まっていながら政治献金を受けたとして問題になっていることに関連し、鈴与は5日夜、「禁止される事例の例外に当たるもので、政治献金には何ら問題はなかったということが確認できた」と発表し、政治資金規正法の禁止事項に該当しないとの見方を強調した。

同社は2013年に交付が決まった国土交通省所管の広域物資拠点施設整備費補助金で4200万円、環境省所管の低炭素価値向上基金事業補助金1億7000万円を受け取っているが、これらの補助金受給について「正式な申請と各機関による厳正な審査に基づく公正・公明なもの」「いずれも極めて公共性・社会性が高く、政治資金規正法で政治献金が禁止される事例の例外である『試験研究、調査又は災害復旧関連のもの、その他性質上利益を伴わないもの』に当たる」と認識していることを主張。

政治献金についても「法律上の手続きを順守した正式な届出がされているもの」だとした上で、「一部の推測に基づく報道のように、いやしくも何らかの便宜供与に対する謝礼ということはまったくない」と強く否定し、便宜供与には当たらないとの考えを示した。

今回の献金が問題視されてから「改めて弁護士など専門家に客観的立場から検討してもらった」結果、違法性がないことを確認したという。同社からの政治献金を巡っては、上川法相が2日付で同社に返金したことを明かしている。