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日本郵船、タンク内の液面計測装置を共同開発

2015年3月23日 (月)

サービス・商品日本郵船、タンク内の液面計測装置を共同開発日本郵船と同社傘下のMTI、セムコ(神戸市西区)の3社は23日、船舶に搭載されているタンク内の液面計測作業を効率化するタンクサウンディング装置「オネスティ」を共同で開発したと発表した。

この装置を使用することで、タンク内の液面計測作業が大幅に短縮されるとともに、燃料補油時に燃料油を泡立ててかさ増し販売するカプチーノバンカーへ対応し、正確に補油量を計測できるようになる。日本海事協会から検査の承認を取得した。

オネスティはタンクサウンディング用メジャーの先端に搭載したセンサーが液面に触れると同時に、計測位置から液面までの距離が正確に計測でき、計測前に行うタンク内にある液面までの距離予測が不要で、手元のランプ点灯とブザー音により、メジャーが読み取った値が即座に分かる。

センサーは液面上の泡に反応しないため、補油時にカプチーノバンカーが発生した場合でも実際の液位が計測され、正確な補油量を計測できる。燃料油、潤滑油、バラスト水、ビルジなど無色透明の液体計測も可能で、持ち運びに便利なポータブル型。動力には一般規格の電池を使用し、外部電源が不要。