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2月の商業販売額3.1%減、経済産業省調べ

2015年3月27日 (金)

調査・データ経済産業省が27日に発表した商業販売額の動向によると、2月の商業販売額(速報)は36兆4720億円で前年同期比3.1%減となった。このうち卸売業は25兆7490億円(3.7%減)、小売業は10兆7230億円(1.8%減)。商業販売額の季節調整済前月比は2.2%減、卸売業3.2%減、小売業0.7%増だった。

■卸売業、家具・建具・じゅう器卸売業が15%減
卸売業を業種別にみると、家具・建具・じゅう器卸売業が15%減、鉱物・金属材料卸売業が12.4%減、機械器具卸売業が5.6%減、建築材料卸売業が4.9%減、各種商品卸売業4.5%減、化学製品卸売業4.4%減、その他卸売業が4.3%減となった。

一方、食料・飲料卸売業が7%増、繊維品卸売業が6.6%増、農畜産物・水産物卸売業が3.7%増、医薬品・化粧品卸売業が1.6%増、衣服・身の回り品卸売業が0.9%増だった。

大規模卸売店販売額は8兆3380億円で4.9%減。商品別にみると、石油・石炭が23.7%減、鉱物が20.5%減、家庭用電気機械器具が19.8%減、化学製品10.9%減、建築材料が9.5%減で、一方非鉄金属13.4%増、繊維品5.2%増、鉄鋼5.1%増となった。

■小売業、百貨店販売額が2.9%増
小売業を業種別にみると、燃料小売業17.8%減、機械器具小売業9.9%減、自動車小売業2.7%減、その他小売業が0.5%減だった。一方、飲食小売業2.8%増、織物・衣服・身の回り品小売業1.9%増、医薬品・化粧品小売業1.6%増、各種商品小売業1.2%増となった。

2月の大型小売店販売額は1兆4986億円(2%増)、このうち百貨店は4925億円(2.9%増)、スーパーは1兆60億円(1.6%増)となった。商品別にみると、衣料品は2%増、飲食料品は2.8%増、その他は0.1%増となった。大型小売店の季節調整済前月比は3.4%増で、うち百貨店が4.9%増、スーパーは2.6%増となった。

百貨店の主力商品である衣料品は、紳士服・洋品5.2%増、婦人・子供服・洋品が5.1%増、が上昇し、その他衣料品が5.4%減、身の回り品0.1%減で、衣料品全体では0.2%増となった。飲食料品は3.1%増、その他は食堂・喫茶6.1%増、その他の商品4.8%増、家庭用品0.2%増で、家具が22%減、家庭用電気機械器具1.6%減でその他全体では2.5%増となった。

スーパーは衣料品が、その他の衣料品9.4%減、身の回り品0.2%減、紳士服・洋品は前年並み、婦人・子供服・洋品が0.6%増で、衣料品全体では0.6%減となった。主力の飲食料品は、2.7%増。その他は、食堂・喫茶17.5%減、家庭用電気機械器具が13.7%減、家具7.3%減、家庭用品が3.7%減、その他商品が0.5%増で、その他全体では1.4%減となった。

■コンビニ販売5.1%増
コンビニエンスストアの商品販売額、サービス売上高は7852億円(5.1%増)となった。商品別ではファーストフードと日配食品が2907億円 (8.2%増)、加工食品が2054億円(4.9%増)、非食品が2464億円で(2.6%増)となったため、商品販売額は7425億円(5.4%増)に上昇。また、サービス売上高は427億円で1.6%増となった。