「足腰強い会社へ生まれ変わりつつある」、川崎汽船

話題川崎汽船は1日、入社式を行った。同日から新社長に就任した村上英三社長による訓示（要約）は次の通り。

■「足腰強い会社へ生まれ変わりつつある」村上英三社長による訓示（要約）
2012年度から昨年度までの三ヵ年中期経営計画「Bridge to The Future」では、「12年度の経常損益の黒字達成」「安定収益体制の構築」と「財務体質強化」という3つの重要課題を掲げ、全役社員一丸となって構造改革に取り組んだ。

この結果、主要項目の目標をほぼ達成し、足腰の強い会社へと生まれ変わりつつある。そして、次の中期経営計画が始まる新たな年度に今、こうして新しい仲間を迎えることができることをたいへんうれしく思う。

新中期経営計画は2019年の創立100周年までの五か年計画として策定されたものだ。皆さんにも、まずこの新中期経営計画をしっかりと理解してもらい、若い力とチャレンジ精神を最大限に発揮してもらいたい。

「Value（ケイラインバリュー）」というキーワードには、業績改善による狭義の企業価値の向上だけでなく、企業として社会的責任を果たし、社会貢献も含めた企業価値を高めていくという思いを込めている。

これらを実行する旗振り役は、紛れもなく皆さんを含めた役職員一人ひとり。グローバルな舞台でリーダーシップを発揮できる多様な人材の育成、つまり皆さんの成長が今後の会社の命運を握っていると言っても過言ではない。

そのために「個人の力」のレベルアップをお願いしたい。英語力やITスキルはもちろん、情報を分析し、将来を予見するなど、考える力を強化し業務に活かしてもらいたい。