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IHI、ブラジル造船会社の財務悪化で特損90億円

2015年4月7日 (火)

荷主IHIは6日、日揮、ジャパンマリンユナイテッドと共同で設立したブラジルの投資目的会社を通じて33.3%出資しているアトランチコスル造船会社の財務状態が悪化し、回復の見込みが立たないとして、総額90億円の特別損失を計上すると発表した。

ブラジルの経済混乱などによる経営環境の悪化で財務状態が悪化しているもので、IHIが60.4%保有している投資目的外社への出資について、個別決算で減損処理をする必要があると判断。関係会社出資金評価損62億円と関係会社損失引当金繰入額28億円を計上することにした。

連結決算ではアトランチコスル造船会社が持分法適用会社となっているため、個別決算での特別損失の計上に伴って53億円の損失を認識することになる。