拠点・施設センコーは16日、埼玉県狭山市に新たな物流拠点「狭山PDセンター」を稼働させた。
同社はこれまで同県北部、東部地区を中心に物流センターを開設してきたが、新センターの稼働で県西部や首都圏広域エリア向けの物流サービスを強化する。
新センターは圏央道の狭山日高ICに近く、関越自動車道、中央自動車道、東名高速道路への接続に優れる。圏央道は今年度中に東北、常磐自動車道のICまで開通することとなっており、関西・中部・東北方面に向けた「都心を経由しない物流」の結節点として適している。
施設は地上2階建て、延床面積2万1000平方メートルで、倉庫棟前面に長さ170メートルのトラックバースを設け、幅13メートルの大きな庇(ひさし)を備えるなど、全天候型の物流センターとして運用できる。
非常用発電機、自家給油スタンドをセンター敷地内に設置することで、災害時にいち早く物流業務を再開できる体制を整え、BCP(事業継続計画)に力を入れている顧客のニーズに対応する。
館内照明にはLEDを使用するほか、庇を利用した屋上緑化を施すなど環境に配慮。屋上に太陽光パネルを設置し、売電事業も行う。
■狭山PDセンターの概要
所在地:埼玉県狭山市柏原字上の原566-1
建物構造:鉄骨造地上2階建て
敷地面積:1万9054平方メートル(5764坪)
延床面積:2万1449平方メートル(6488坪)
倉庫面積:1万8480平方メートル(5590坪)
設備:貨物用エレベーター1基、垂直搬送機3基、ドックレベラー1基、クライミングレベラー1基、トラックバース(接車台数25台)、大型庇(170m×13m)、非常用発電機、自家給油スタンド、太陽光発電装置
■狭山PDセンターの所在地
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