ロジスティクス東京都トラック協会は17日、会員運送事業者の若年労働力確保を支援するため、所属するドライバーの中型免許取得助成事業を行うと発表した。全日本トラック協会が事業主体となり、都道府県トラック協会が窓口となって実施するもので、東ト協では20日から来年2月15日まで申請を受け付ける。
申請が受理された場合の助成上限額は10万円で、東ト協に割り当てられた予算枠は240万円となっていることから、24人分。昨年10月末からことし2月まで実施した同事業では3人分しか枠がなく、今回も24人分と少なめの予算で実施するため、申請条件を厳しく設定した。
助成対象者は「東ト協会員事業所に在籍するトラック運転者」で、(1)会員事業者が2014年10月1日以降にこの運転者を採用していること(2)運転者は1990年6月2日以降生まれで、採用時に普通免許を保有していること(3)4月1日以降に指定自動車教習所などを活用して中型免許を取得し、その費用の全額を会員事業者が負担していること(4)中型免許取得後6か月以上この会員事業者に在籍し、運転者として従事していること――の4条件を満たす必要がある。
助成金は07年6月2日以降に取得した、いわゆる「新普通免許」保持者が「中型免許」を取得した場合に助成するもので、「大型免許」取得は対象外としている。