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日通、14年度の内航1.4%減、トレーラ化進み台数は増加

2015年4月23日 (木)

ロジスティクス日本通運が22日に発表した2014年度の内航海上輸送サービス取扱実績は、12フィートコンテナ数で17万2782個となり、前期実績を7.3%下回った。トレーラ台数は5万4552台で5.7%増加、12フィートコンテナ換算個数は33万6438個で1.4%の減少となった。

14年4月からの消費増税と夏場の長雨の影響で、年間を通して鈍い状況が続き、前年から12Fコンテナ換算で4716個落ち込んだ。同社の内航海上輸送ではトレーラ化が年々進み、前年対比でも2936台増となっている。

一方、コンテナ輸送は飲料メーカーなどの現地倉庫に在庫を抱えない輸送体制への変更、40Fコンテナ扱いの納入地区変更に伴う扱い休止などで1万3524個減と大幅に落ち込んだ要因となった。同社の内航サービス全体の積載率は93.9%。

北海道-東京-関西・四国航路はRORO船「ひまわり7」が就航して2年が経過し、トレーラ貨物の拡販が順調に推移。東京発では消費増税の影響を受けたが、97.3%の積載を保ち、北海道発も関東向け物流センター建築部材のトレーラ貨物が下期以降好調に推移、前年増の積載要因となった。

東京-九州・瀬戸内航路は博多発でトレーラ貨物を中心に積載を伸ばし、1739個増(3.1%増)と航路内のけん引役を果たしたが、東京発は大手スーパーへの納品40Fコンテナの取扱い変更により、扱いがなくなり(4053個減)、新たなトレーラ貨物の取込みを図っても前年から1727個(2.8%)減少した。