ロジスティクス三菱倉庫は14日、ベトナム・ホーチミン市に現地企業と合弁で現地法人「MLC・ITLロジスティクスカンパニー」を設立し、7月1日から営業を開始すると発表した。
合弁相手の「インド・トランス・ロジスティクス・コーポレーション」は、1999年に設立されたベトナム有数の総合物流事業者。三菱倉庫は07年4月にホーチミン市に駐在員事務所を開設、ベトナムでの輸出入貨物取扱や国内ロジスティクス業務について現地法人の設立を検討していた。
当面は、ホーチミン、ハノイ両地区に拠点を開設、倉庫、国内輸送、流通加工、航空・海上輸出入貨物取扱いなどのサービスを提供し、現地ロジスティクス事業を展開していく。また、今後の展開として、日越間、中越間やベトナム・ラオス・カンボジアなどインドシナ諸国内の物流ネットワークの構築を積極的に進め、中国、アジア諸国を中心とした国内外一体のロジスティクス事業の拡充を図っていく。
■新会社の概要
会社名 | MLC ITL Logistics Company Limited |
所在地 | ホーチミン市(本社)、ハノイ市(支店) |
事業目的 | 倉庫、国内輸送、流通加工、航空・海上輸出入貨物取扱い |
設立時期 | 2011年7月1日(ハノイ支店は開設準備中) |
資本金 | 200億ベトナムドン(約8600万円) |
出資比率 | 三菱倉庫51%、Indo Trans Logistics Corporation49% (執行役3人のうち2人に三菱倉庫職員が就任) |