財務・人事玉井商船が8日発表した前3月期決算は、北米から日本への穀物を輸送していた「ニッケイフェニックス」の売却益が加わったことで、最終利益が7割近く伸びた。
外航部門は円安、燃料油価格の下落が増益要因となったほか、一部のドライバルク船の耐用年数を延長し、営業費用を抑えたことで部門利益が36.7%の増益となった。内航部門は「第二鶴玉丸」がフル稼働し、29.1%の増収となった。
今期は売上高61億円(前期比15.4%減)、営業利益2億円(43.9%減)、経常利益5000万円(81.5%減)、最終損益2億7000万円の赤字を予想している。
[玉井商船]2015年3月期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期 | 2014年3月期 | 増減 | ||
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売上高 | 7,210 | 6,932 | 4.0% | |
営業利益 | 356 | 111 | 221.0% | |
経常利益 | 270 | 49 | 450.8% | |
当期純利益 | 873 | 516 | 69.2% |