ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

UPS、集配車両の燃料に再生可能天然ガス使用

2015年5月8日 (金)
▲CNGトラクタートレーラー(出所:UPS)

▲CNGトラクタートレーラー(出所:UPS)

環境・CSR米UPSは8日、集配用車両の燃料として使用する再生可能天然ガス(RNG)を米クリーン・エナジー・フューエルズから購入する契約を締結した、と発表した。

この契約はUPSが代替燃料としてRNGと先端技術車両の使用を拡大する計画の一環。クリーン・エナジーは5月からカリフォルニア州内3か所の燃料補給所で、UPSのトラクターと集配車の燃料に「リディームRNG」を使用する。クリーン・エナジーは、加州内にあるUPSの400台の圧縮天然ガス(CNG)車両に年間568万リットル相当のRNGを供給する。

RNGはバイオメタンとして知られ、埋め立て地で分解の進む有機性廃棄物や廃水処理、農業などから再生可能なさまざまな資源から抽出できる。クリーン・エナジーの「リディーム」は自然発生したメタンガスを温室効果ガスとして大気中に放出される前に収集し、安全な燃料に変えることで環境への影響を低減、炭素排出量の多い軽油に代わる燃料になる、と期待されている。

UPSでは、メルセデスベンツと提携し、RNGを使用する天然ガス型トラクターを英国で運用している。