拠点・施設レンゴーは20日、東日本大震災による地震と津波で壊滅的被害を受けた仙台工場(仙台市宮城野区)の復興、再生事業として、新仙台工場(宮城県黒川郡大和町)を建設すると発表した。来年3月の完成を目指す。
仙台工場従業員の「雇用の場を確保すると同時に、地元宮城県など東北地方の大震災からの復旧、復興、再生に向けた先導役としての思いを込めて」建設するもので、包装材として欠かせない段ボールがいち早く再生への動きを加速することで、地元経済の復興が促進する狙いがある。
新工場は太陽光発電設備の導入など環境に配慮した段ボール工場を目指すとともに、東北地区の中核拠点工場、大震災からの復興、再生のシンボルとして、昨年開設した福島矢吹工場に続き、「軽薄炭少」のエコ段ボール工場を目指す。
■新仙台工場の概要
名称 | レンゴー新仙台工場 |
所在地 | 宮城県黒川郡大和町松坂平6-3-2第一仙台北部中核工業団地 |
敷地面積 | 約7万3500平方メートル |
建屋面積 | 約2万3800平方メートル |
生産品目 | 段ボールシート、段ボールケース |
総投資額 | 約100億円 |
完成予定 | 2012年3月 |