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仏アリバと協力

日立造船、米で核燃料集中貯蔵施設の運営支援

2015年5月25日 (月)

国際日立造船は25日、米国子会社のNACインターナショナルがフランスの原子力大手・アリバ社系列の米国法人と協力し、米国の使用済み核燃料集中貯蔵施設で許認可申請、設計、建設、運転に関する支援を行う、と発表した。

対象となる施設は、米国で低レベル放射性廃棄物などの処分業務を手掛けるウェイストコントロールスペシャリスト社がテキサス州アンドリュースで計画している使用済み核燃料集中貯蔵施設。

ウェイストコントロールスペシャリスト社は、アンドリュースで計4万トンの使用済み核燃料集中貯蔵施設を、8段階に分けて建設する計画で、ことし2月に米国の原子力規制委員会・NRCに施設の建設許認可申請を行うと表明、20年に第1段階の運転を開始する。

日立造船グループでは、使用済み核燃料の輸送・貯蔵容器「キャスク・キャニスター」をこれまで600基以上納入した実績があり、13年にはNAC社を買収してキャスク・キャニスターのコンサルティングから設計・製造・輸送まで一体型のソリューションを提供できる体制を整えた。