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郵船ロジ、CAコンテナ用い農産物の貯蔵試験実施

2015年5月26日 (火)

ロジスティクス郵船ロジ、CAコンテナ用い農産物の貯蔵試験実施郵船ロジスティクスは26日、傘下の郵船ロジスティクスつくばが茨城県から委託を受け、CAコンテナを活用した農産物の貯蔵試験を実施したと発表した。

郵船ロジスティクスつくばが実施したのは、リーファーコンテナの一種であるCAコンテナの陸上試験。同社で用意したコンテナに茨城県産のメロン、大根、ほうれん草、小松菜、トマトなど20品目の農産物を混載し、東南アジアへの海上輸送を想定して3週間の貯蔵を行うとともに、品物の品質を調査する。

25日に茨城県、生産者、市場関係者、メディアが茨城港常陸那珂港区に集まり、コンテナへ搬入する農産物の様子を視察。県は試験終了後は農産物の品質検証を行い、今後の輸出の方向性を検討する。

CAコンテナは温度だけでなく酸素と二酸化炭素濃度を調整し、青果物の貯蔵期間を延ばすことができる。航空輸送に比べて時間のかかる海上輸送でも鮮度を保持した状態で青果物を輸送できるソリューションの一つとして、注目が集まっている。

茨城県は県下の農産物の輸出促進に注力し、輸送方法などを検証する中で、郵船ロジスティクスの食品物流ノウハウ、グローバルネットワークなどを評価し、試験パートナーとして選定した。