ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日通、韓国・釜山新港FTZに1.8万m2の自社倉庫建設

2015年6月4日 (木)
日通、韓国・釜山新港FTZに1.8万m2の自社倉庫建設

(出所:日本通運)

国際日本通運は4日、韓国日通が釜山新港熊東背後団地の自由貿易地域(FTZ)に、1万8000平方メートルの自社新倉庫を建設すると発表した。韓国に自社倉庫を建設するのは初めて。2016年2月の竣工を目指す。

韓国日通は、釜山新港熊東背後団地のFTZに新倉庫を建設することで、日本から世界各地に輸出する際のマルチカントリーコンソリデーション基地として運用する。

現在は釜山の物流拠点を活用し、自動車部品のクロスドック業務とダブルライセンスによるクロスボーダー輸送、ネット通販のDC業務などを取り扱っているが、「日本海側主要港のハブ拠点」として釜山港の需要が高まるとみて、倉庫を建設して物流ニーズを取り込む。また、コンテナフレートステーション(CFS)業務、海外引越業務のオペレーションの効率化につなげる。

新倉庫の延床面積は1万8700平方メートルで、このうち1万3600平方メートルが高低床のプラットホームに2基の天井クレーンを装備した普通倉庫、1100平方メートルは10度から25度の温度設定が可能な定温倉庫、1500平方メートルが流通加工スペース、200平方メートルは危険品倉庫の4つの機能からなる。

屋上には太陽光パネルを設置、施設内の照明は完全LED化し、環境面に配慮した。

これにより、日通グループが韓国で展開する倉庫は11棟、6万2313平方メートルになる。

■釜山FTZ新倉庫の概要
住所:大韓民国慶尚南道昌原市鎭海区新港6路1315-1釜山新港熊東背後団地
構造:鉄骨・鉄筋コンクリート造3階
敷地面積:3万3713平方メートル
延床面積:1万8700平方メートル
主要設備:低床・高床ホーム、オーバーヘッド型天井クレーン2基(5トン、10トン)、定温倉庫、危険品倉庫