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デンソーウェーブ、新型バーコードスキャナを発売

2011年7月5日 (火)

メディカルAT20Bシリーズデンソーウェーブ(愛知県知多郡阿久比町)は8月31日、バーコードハンディスキャナの新機種「AT20Bシリーズ」を発売する。本体はオープン価格で、国内外合わせて年間約3万台を販売する計画。

 

新型バーコードスキャナは、クラス最軽量のコンパクトなガンタイプのボディに最新の読み取りソフトを搭載し、流通、医療、製造など、さまざまな分野での活用を想定して開発した。流通分野では店舗のPOSレジに接続し販売管理、医療分野では医薬品管理や投薬管理、製造分野では製造工程管理や段取り替えなどでの使用を想定している。

 

特に今回はバーコードの読み取り性能を大幅に向上させ、小型高画素CCDラインセンサを採用した新小型エンジンにアドバンストスキャンを搭載、業界最高レベルの高速スキャンを実現している。

 

また、公共料金の振込用紙や医療材料などに印刷されている幅広バーコードの読み取り性能改善と、より遠くを読むために読み取り深度の向上を実現し、離れたところにあるバーコードでも簡単に素早く読み取ることができる。さらに、主に医療業界で使用されているGS1DataBarの読み取りにも対応し、かすれや汚れのある印字状態の悪いバーコードに対しても、高い読み取り性能を備えた。

 

ボディには衝撃ラバーを採用し、クラス最高レベルの1.8メートル耐落下性能を備えるとともに、保護等級IP42を実現した。本体は抗菌仕様により雑菌の繁殖による変色などを防止でき、長く清潔に使うことができる。色は白モデル(AT20B-SM)と黒モデル(AT21B-SM)の2種類を用意、POSレジなどの接続先のデザインに合わせて選択することができる。

 

AT20Bシリーズは、8月31日から9月2日に東京ビックサイトで開催される「第13回自動認識総合展」の同社ブースに出品する。