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佐川印刷で元財務担当役員の不正流用判明

2015年6月25日 (木)

事件・事故佐川印刷(京都府向日市)は25日、同社と子会社「エスピータック」の財務・経理を担当していた元役員が資金を不正出金し、自社業務と無関係の使途に流用したことが判明した、と発表した。不正流用の総額は80億円を超える規模になるとも報じられている。

エスピータックは京都地検に刑事告訴し、今月16日付で受理されている。

同社の説明によると、元役員は社内手続きを一切経ずに「業務とは関係なく自己の用途に充てる目的」で、エスピータックの銀行口座から2014年9月24日に4億円を第三者の口座へ振込送金して不正出金したことを確認した。

現在、当局による捜査に協力するとともに、社内調査を継続し、4億円以外にも不正出金がなかったかどうかを調べる。佐川印刷はSGホールディングスグループと取引関係にあるが、資本関係はない。