拠点・施設東京都は30日、ことし3月7日に開通した首都高速中央環状品川線の開通後3か月の利用状況を公表した。開通により、中央環状線内側で利用交通量は5%減少、渋滞損失時間も5割減少しており、継続して渋滞緩和の効果がみられている。
渋滞緩和に伴い、定時性や走行安全性が向上、経済活動の効率化に寄与するなど中央環状線全線開通によるストック効果も出てきている。
例えば、新宿から羽田空港まで行く際の「渋滞を見込んだ無駄な時間」は15分から1分に大幅に短縮。あえて早く出発する必要がなくなり、有効な時間の使い方が可能になった。また、羽田空港まで1時間で移動できる範囲が最大3割拡大するなど、物流の効率化や観光の活性化などにも寄与。渋滞を原因とする追突事故件数も4割減少した。