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首都高速中央環状線への転換顕著、都心回避進む

2015年11月13日 (金)

国内東京都と首都高速道路は12日、首都高速中央環状線(高速湾岸線-高速3号渋谷線)の開通後6か月の利用状況をまとめた。

中央道方面と大井埠頭・羽田空港方面のトラック輸送で、これまで一般道路や都心環状線を利用していた交通の8割が中央環状線経由に転換し、輸送時間は開通前の43分から開通後は29分まで3割短縮した。

首都高速中央環状線への転換顕著、都心回避進む

(出所:首都高速道路)

開通前には74.1%が都心環状を経由していたが、開通後はこれが5.1%に減少。一般道路を利用する割合も23.8%から11.9%へと半減しており、中央環状線経由へのシフトが既存の首都高速利用者にとどまらず、これまで利用していなかった層へも広がっていることがわかった。

首都高速中央環状線への転換顕著、都心回避進む山梨と築地市場・大田市場の間で果物、特産品、水産品などの輸送を行っている山梨中央運送は、首都高速道路のヒアリングに対して「開通区間を利用することで、所要時間が短縮され、遅れることのない余裕を持った配送が可能になった」と話し、開通効果を実感している。