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川崎汽船 4-6月期、燃料価格下落で業績改善、利益率上昇

2015年7月31日 (金)

ロジスティクス川崎汽船が7月31日に発表した4-6月期連結決算は、油槽船市況の回復や円安進行、燃料油価格の下落などの後押しで業績が改善、売上高営業利益率は前年同期の3%から3.4%へと0.4ポイント上昇した。

コンテナ船事業は、米国の景気回復傾向を背景に北米航路の積高が9%の増加した一方、欧州航路は消費動向の不透明感が強く需要に力強さを欠き、11%減少。アジア・南北航路も3%減となった。運賃市況も欧州・南北航路が弱含みで推移したものの、燃料油価格の下落で増収増益を確保した。

不定期船事業はLNG船、大型原油船、LPG船が中長期の用船契約に基いて順調に稼働し、特に油槽船の市況回復で収益が大幅に改善した。

通期はコンテナ船事業で厳しい事業環境が続くと予想し、売上高が当初予想より1100億円少ない1兆3500億円となる見通し。これに伴い、営業利益も40億円少ない390億円に下方修正している。

[川崎汽船]2016年3月期第1四半期連結決算(単位:百万円)

 2016年3月期第1四半期2015年3月期第1四半期増減 
売上高
335,457319,7864.9 %
営業利益
11,2439,68516.1%
経常利益
14,5876,481125.1%
当期純利益
10,1944,280138.2%